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イメージを明確にする方法

会社に入社した頃、
数字に強い憧れの上司がいました。

僕は数字に弱かったので
上司に数字の事を教えてもらいましたす。

なかでも数字をグラフ化したり
図式にするという手法にとても憧れていました。

数字もただ並んでいるだけではなく
グラフになっていたりマトリクスで表示されていると
わかりやすいからです。

僕も「わかりやすい」図解を作りたいと思うようになりました。

そこで、上司から勧められた本を買いました。

「図やグラフの書き方」の本です。

その本には棒グラフ、折れ線グラフ
円グラフ、マトリクス、フローチャートなど
色々なタイプの図やグラフが載っていました。

僕はこれで図が作れるようになるっ!
と思ったのですが・・

思ったのですが・・・・

そもそも自分の資料の数字を
どの図やグラフに落とし込めばいいのかわかりません。

そこで上司に質問しました。

「本を読んで図やグラフの種類はわかったのですが・・・
この数字をどのグラフにするのが適しているかがわかりません
何か良い方法はありますか?」

そこで上司は

「うーん、三ちゃん(と呼ばれてました)、、それはね・・・センスなんだよ!」

「えぇ~センスなんですか!そ、そんな・・・」

という訳で色々なグラフパターンを知ったのに
センスがなかったせいで図やグラフ化ができなかったのです(悲)。

そして月日は流れ、、、営業も3年ぐらいが経ちました。
そのころにはなぜかグラフや図は自然に使えるようになっていました。
例えば、3年間の売上推移を表すには棒グラフを使い
男女比率を出すときには円グラフ。
メリットデメリットなど複数項目がある場合はマトリクスで表示するなど
自然と図解のセンスが身に付いていました(笑)

そう。思い返すと、仕事をしているうちにグラフや図になれて
自然に最適な図やグラフがわかるようになっていたのです。

手探りで作っていく作業と、他の人が作った資料の図を見て
パターンがわかってきたのだと思います。

つまり

・手探りでグラフ化の実践
・資料等を参考にしてパターンを知る

この2つをやることによって図やグラフも作れるようになりました。

さて話は変わって。

最近、よくある質問ですが
頭の中に商品などのイメージあるのですが
具体的にイメージを絵に描いたりできません。
どうしたらイメージをデザイン化できますか?
という質問があります。

これはね。
けっこう難しいと思っていたんです。

だって、おそらくみんなの頭の中には
すごいアイデアやイメージがいっぱいあるハズなんです。
それを、具体的にスケッチしてくれたら素敵ですが
絵が描けなかったら全然表現できませんよね。
言葉だけでも伝わるかわからないし。

で、この質問への回答も「うーん、そこはセンスですかね」
みたいな、昔の上司のような回答になってました。

しかしですね、、、ある日、ふと

あれ?これはもしや、図の時と同じでは?と思ったのですね。

図と同じ法則で考えると

・手描きスケッチの実践(ヘタでもやる)
・イメージが近い資料を集めて分析する

これですね。
この2つをやると
イメージの実現化が進みます。

ただし、図の時はエクセルなどでよかったのですが

イメージの具現化はやはりデザインソフトが必要になってきます。

ただし、まずはイメージを手描きスケッチ。
そして、いい感じのチラシやWEBページを観察するのですね。

まず手描きですが、やはり描いてみてわかることは多いです。
例えば、ドラエモンを描いたことがある人は感覚としてわかるのですが
ドラエモンというのは目がけっこう高い位置にあるのです。
すこし見下ろしているような顔です。
これが上から見下ろしているのでお母さんに包まれているような感覚になり
親しみがわくのですと解説している本を読みました。
なるほど(笑)
これは描いてみてわかることですね!

で、描いてみると案外描けますね。

なので、やはりヘタクソでいいのでイメージは絵に描いて落とし込むべきでしょう。

次に類似のイメージ資料集めですが
自分がこれはかっこいいとかイメージが近い。
商品が全然違うけど周りの雰囲気はこの感じだというカタログを集めます。
そして、こういう広告を観察していくとわかってくることがあります。

あ、ここの文字を斜めにしているから目立つんだ!とか

黒の背景に白文字で大きくデザインされているからクールな印象なんだな。
とかがわかってきます。

そうなんです。

自分で描く。
そして観察する
これをやるだけでセンスというのはついてきます。
そして、頭の中のイメージは具現化できるようになっていきます。

これは実は僕がそうでして
最初はエクセルなどで資料を作ってましたが
あまりに表現がカクカクしてるので
デザインソフトを使って資料作りを始めました。

簡単なアイコンを使いフロー図などを作っていきました。

そうやって見よう見まねでデザインソフトを習得していきました。

例えば、お金のマークを作って決済の流れを
説明する資料なども作りました。

気づけば営業用の資料はエクセルと追加して
デザインソフトを使い資料を作るスタイルが普通になっていきました。

だいたいイメージしたことを表現できるようになりました。

そしてバイヤーへの提案も伝わりやすくなりました。

数字はグラフ化、図解化。

商品やサービスの資料は写真やアイコン、イラスト、
フロー図を入れて作成しました。

こうして振り返るとイメージしたものを具現化するために
長年実践をやってきたのでした。

そこで法則はやはりこの2つです。

1 イメージを落とし込む実践をする
2 パターンの研究

この2つは今もずっとやり続けています。

そして、この基礎があったおかげでイメージを具体化する発展系の
商品づくり、つまりモノづくりができました。

長くなりましたが、結局はイメージを具体化させるという事は
つまり「コンテンツ」を作れるようになるということです。

伝えるためのスキルでもあります。
もっとわかりやすい表現だと「稼ぐため」のスキルだと確信しました。

もちろん、イメージを具体化できなくてもうまくいく場合もたくさんありますが
「伝わりやすい」という意味でデザインができるというのは強いです。

そして、最近ではデザインの仕事依頼があったり、
デザインの事を教えて欲しいと言われるまでになりました。

そこで僕の営業・企画の視点、そしてクリエーターとしての
両方の視点からお伝えできるデザイン講座を開催することにしました。

この講座で視点が変わることを狙っています。

興味があるかたは覗いてみてくださいね。
(この講座はいつまでやるか不明です)

<1秒で伝えるためのデザイン講座>
https://bit.ly/3aGonMN

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ゴヤ
ゴヤ
サラリーマンの傍ら好きなモノづくりビジネスを開始。 たった1万円からはじめたモノづくりが気づけば100万円越えに! ネット上に自販機がある「すもーるメーカーぐらし」を実行中。 好きなモノづくりで稼ぎたい人に向けたブログです♪