以前からやってみたかった紙の本の電子書籍化。
いわゆる自炊をはじめてみた。
実はかなり気楽にやってみたのだが・・・
気楽にやってみたのだが・・・
コレけっこうハードル高いねぇ(^^;)
というのも音楽のノリで
自分の今までのCDもipodへ入れて
クラウドのアップルミュージックで気に入った曲を探して
入れて合わせて一台の機器(iPod)で楽しむみたいなことを
電子書籍でも考えていて、、
音楽があまりに快適なので本でもやるか!
と思ったのだが、、!
だが、、、本の電子書籍化は奥が深い というか
やり方がマニアックやわ。
しかし、、、クリエーターとしては
やってみておもしろかったですね。
やってみたい人のために手順を記しておきます(^^)
<本のPDF電子化・手順>
ステップ① 本の解体と断裁
本のカバーを外して
背表紙はカッターで切り分割
その後、断裁機デューロデックス180DXで断裁。
(180DXはもともと制作用に使っていた)
ステップ② 本をスキャン
プリンターにスキャナーがついている方はけっこういると思う。
しかし効率を考えると自動給紙方式(ADF)の自炊専用
スキャンマシンを使うのが現実的
機能面と価格面で EPSON DS-530を買いました。
たぶん評判的にはFujitsuのix1500の方が良さげ。
しかしEPSON・DS-530もかなりいいです!
サイズ感とか可愛いメカっぽさも気に入った!
スキャンの解像度設定などは表示したデバイスなども
あるので一概にどれが良いとは言えないが
僕は以下の設定です。
気になる容量ですが
ビジネス書300ページの1冊はだいたい30MB
ということは10冊でも300MB!
100冊で 3000MBなので3Gという計算
ステップ③ ファイルを結合
DS-530では給紙が50枚ほど。
連続でスキャンはできるが
PDFファイル結合ソフトもあると便利。
Cube PDF Page(無料)を使う。
操作が簡単です。
1冊につき30MBって重い気がするがこんなものか?
最初はモノクロ設定でデータ量を減らしてみたが
イマイチ読みづらかったので却下。
このあたりの画質と容量の問題がけっこう悩ましいのかもしれない。
で、PDF圧縮サービスもあるし
一番いいのはAcrobatプロを使う事だが
とりあえず工程が増えるのは面倒になるので
Scan2の設定のまま無編集でいくことにした。
ステップ④何で読むか
<PC>
上記の手順でパソコンでPDFを読む分には何も問題ないレベルになった。
<タブレット>
次に僕の場合はタブレットのような専用機で読みたいと思った。
そこで、AmazonのKindle Paperwhiteが目に負担がなくて良さそうで惹かれた。
これだ!と思ったがよくよく調べると自炊PDFを読むのには適さないようだ。
あくまでも、Kindle専用リーダーってことね。
というわけで楽天のシリーズも一緒かな。
ここらへんまで調べていって思ったことは自炊する人は
けっこうみなさん苦労している人ばかり。
確かにハードル高いよねぇ、この作業(^^;)
でも良さげな目に優しいリーダーも見つけた。
Boyue Likebook Mars という機種で
Android搭載の電子書籍リーダーで、Google Playから好きなアプリが使えるようだ。
これはいいなと思ったが3万弱なのでちょっと躊躇いが出て
結局はAmazonFire7を買ってしまう。
フツーのタブレットなので目に優しくはないがとりあえず使ってみよう。
アプリの Perfect Viewerを使えば閲覧も問題なさそうだ。
(Fire7まだ届いてません)
<スマホ>
これは僕の例だけどスマホがiPhoneSEで画面が小さいんですよね。
なのでPDFにした電子書籍は読みにくいんですね。
スマホの画面が大きい人で容量に余裕がある人はスマホで読むのも便利でしょうね。
というわけで本の自炊生活がはじまったわけですが
結論としましては・・・・
「電子書籍化とてもメンドクサイ」の一言です(笑)
なので、PDF化の専門業者に外注出すかした方が賢いと思いました!
僕も今度外注も出してみようと思います。
いやぁ、、電子書籍化。
これは趣味ですねぇ。
ただし作家さんの場合はアナログの本や絵本媒体を
一気にデジタル化できるツールではあります!
今まで紙媒体だったものをデジタル化するには良いですね。
なんにせよ自炊は、金銭面と知識面、作業面からもハードルが高いと思い知りました。